クリスチャン・コーワンは、2016年にロンドン芸術大学のセントラル・セント・マーチンズとロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業しました。卒業する以前からレディー・ガガに気に入られ、その後は、ビヨンセ、ケンダル・ジェンナー、ニッキー・ミナージュ、ナオミ・キャンベルといったセレブリティも、彼の型破りでマキシマリストなスタイルに惚れこみました。歌手のカーディ・Bも、最新アルバム『Invasion of Privacy』のジャケットでクリスチャン・コーワンのルックを纏っています。
「女性に自分自身が美しいと感じさせること」、これがこの二人のデザイナーに共通するモットーの1つです。今回のコレクションでは、女性の魅力を最大限に引き出すモデルを創り出すために、アングロ・アメリカ特有の大胆さと、イタリアのノウハウに最大の敬意を払っています。
音楽への愛も彼らが共通して持っています。音楽のリズムや体の動きは、ありふれた日常から遠ざけ、別世界へと導きます。2人のコレクションは、音楽からインスパイアされ、創造されています。
クリスチャン・コーワンは、今回のコレクションで、自身ブランドのシグネチャーとも言えるビニール、羽根、スパンコールや、ユーズド加工に仕上げた生地を使うだけでなく、ジュゼッペ・ザノッティへのオマージュとして、イタリアのブランドのアーカイブを見て、ザノッティの技術的な特異点である「Heel-less (ヒールレス)」のシルエット、そのカーブ、軽やかさや強さに惚れ込み、それを採用しています。また、履く人が「Never be out of time (時代遅れになるな)」ということを忘れないように、アイコニックなサンダルにストラップとしてゴールドの時計が施されています。
「ジュゼッペ・ザノッティと一緒に仕事をするのが僕の夢でした。ジュゼッペはアーティストのような本質的なクリエイティビティを持つだけでなく、驚くほど親切な人で、このコラボレーションを通して生まれた私達のビジョンを全面的にサポートしてくれました。新人デザイナーの僕にとってはジュゼッペのパートナーとして仕事ができるのはかけがえのないチャンスであり、ジュゼッペが与えてくれたアドバイスやビジョンは非常に価値のあるものでした。共に創造したコレクションは私にとってかけがえのないものです。ジュゼッペのシグネチャーであるシルエットを再現し、それに私のスタイルを加えるチャンスを得られたこの経験を今後もずっと大切にしていきたいと思っています。私達が共通して持つマキシマリストなスタイルが融合し、今回の靴のコレクションが目を引くに違いありません。」とコーワンは語ります。
ブラックとゴールドのカラーで展開する「Giuseppe for Christian Cowan (ジュゼッペ フォー クリスチャン・コーワン)」の「see now-buy now」の2つのモデルは、9月8日のランウェイショー後より、ニューヨーク、ロンドン、パリのブティックとオンラインストア(giuseppezanotti.com/jp)で展開されます。
コレクション中の他のアイコニックなモデルに加え、メンズとレディースのスニーカーは2019年2月より発売される予定です。それらのモデルには、ゴールドの時計のバックルにジュゼッペ・ザノッティのサインとクリスチャン・コーワンのロゴが施されます。ゴールドの時計で装飾されたクラッチ、ウエスタンブーツ、グリッター付きのバイカーブーツ、「Don’t be bitter, just be glitter」をテーマとしたプラチナ色のフェザーのサンダルや、クリスタルを散りばめた時計のストラップのサンダルは、スペシャルオーダーのモデルとして発売される予定です。ジュゼッペ・ザノッティは、このプロジェクトの成功を信じ、プロデュースすることで、全てのデザイナーが求める創造の自由を賞賛しています。それは、全く新しい、思いがけないデザインを生み出すクリエイションにとって最も大切なものです。