ジュゼッペ・ザノッティ レディース＆メンズ 2021年秋/冬コレクション

やわらかいパテントレザー製のネオンピンクのローファーの"Malick"は、そのつくりに二元性のコンセプト、つまり、陰と陽の理論が垣間見えます。違う形のものを組み合わせて理想的なバランスを生みだしているその独特なソールには、ジュゼッペ・ザノッティが取り入れている日常のエレガンスが表れています。アイロニックでエキセントリックな雰囲気をコレクションにプラスしつつ、アップサイクルから生まれたファーによるマルチカラーのパッチワークが魅力の最高に快適な履き心地のサンダルです。 フェミニンというクラシカルなコンセプトを未来に投影した“Pris”と“GZ Sketch”は、センシュアルで魅惑的なデザインになっています。“Pris”は目を引くクロス形が特徴のミラー仕上げのレザー製ウェッジサンダルです。一方、“GZ Sketch”は幾何学的なラインストーンがきらめくポインテッドトゥのスリングバックです。どちらのスタイルにも、超現代的な雰囲気を添えるブランドのシグネチャーのディテールがあしらわれています。メンズコレクションには、トラディショナルなフットウェアスタイルを一新し、ダイナミックでコンテンポラリーな雰囲気に仕上げました。

マッドカラーの色調が洗練された印象のスエード製の“Triumph G”バイカーは、用途が広く、都会的な表情が魅力です。一方、クラシカルなチェルシーブーツの“Aston G”はアッパーのゴールドのレザーと、エッジの効いた現代的な雰囲気のチャンキーソールを組み合わせて、ロックな表情をみせます。“Euro Loafer”は、トラディショナルなペニーローファーの流れを汲みつつ、メタリックトーンのカウハイドレザーを使用して丁寧に仕上げ、ラウンジのようなスピリットは新しいテディベアサンダルの形でアイロニックな雰囲気を醸し出しました。 ジュゼッペ・ザノッティのスニーカーは、ジェンダーレスなルックスを引き立てながら、現代の洗練された雰囲気とイノベーションとを融合させるという画期的な世界を展開させています。スレンダーなシルエットを特徴とする“Giuseppe Zanotti Ferox”スニーカーでは、軽量でミニマルなラバーソールと、ベルベット製のアッパーのコンビネーションを楽しみつつ、シェニールが織りなすレースの特別なタッチを味わうことができます。この用途の広いスタイルに都会的なエレガンスを添えているのがメタリックレザーのディテールです。レトロフューチャーな美しさをイメージした、“Talon”バスケットボールスニーカーの新作のビニールバージョンは、人目を惹くイリデサント効果がスポットライトのように輝きを放ちます。